移住して6ヶ月。移住サイトには書かれていない、田舎暮らしをするときに覚悟が必要な3つのこと。
目まぐるしい日々から離れ、田舎で平穏な生活をしたい…と思い、会社を辞め今年の4月に大分県のとある田舎へ引っ越してきました。
現在、江戸時代から建っている古民家で暮らしています。
移住してきて6ヶ月目。憧れの田舎暮らしもそろそろ板についてきた頃。
…のはずなんですが!「平穏とはちょっと遠いぞ。。」と、思うこともしばしば。なので、今感じていることを正直に書きたいと思います。田舎暮らしってどんなんだろう…?と興味を持たれてる方の参考になれば幸いです。
前置きしておきますが、田舎での生活は大好きです。ただ、これから書くようなこともある程度覚悟しつつ移住した方が、衝撃は少なくなるかなと思い綴らせていただきます。
【1】日々、害虫との闘い。駆除代に出費がかさむこともしばしば。
ここへ住み始めて、ほぼ毎日害虫との闘いが続いています。
遭遇した害虫は、ゲジゲジ、ムカデ、ゴキブリ、ドブネズミ、蜘蛛、スズメバチ、アシナガバチ、ヘビ。特に先の5つの害虫は家の中に現れました。
ゲジゲジやドブネズミなんて30数年生きてきて初めて見るものだったので、目の前に現れた時は頭真っ白です。しかも家の中に。
スズメバチは軒下にツボを逆さまにした様な巣を作られ、どうすることもできず右往左往。
駆除業者にお願いし、大事には至りませんでしたが駆除代も1,5000円という少し大きめの出費に。。
ネズミも駆除を頼むと何万円もするので、ドラッグストアで強力殺鼠剤なるものを購入しました。
住んでる市や郡によっては、害虫駆除代などに補助金が出る場合もあるようですので、自分で依頼する前にまずは市(郡)のホームページをチェックしてみるのもいいかもしれません。
出費がかさむのも困るのですが、何より害虫と遭遇した時の不快感や恐怖感はすさまじく、もしかしたらこれが一番のストレスなのかもしれません。
ちなみに私は、ドブネズミとはち合わせしたとき心臓が止まるかと思いました(涙)
【2】自治会という不透明なコミュニティとの付き合い。
引っ越してきて衝撃的だったのが、自治会への入会が半強制的に行われるということ。
私は今一軒家に住んでいるのですが、自治会の言い分としては「一軒家に住んでいる人には入ってもらってる」というものでした。地元では町内会というものがあったので、そのようなものに入らなくてはいけないということは、重々承知だったわけなのですが。。
そして拒否反応がつい出てしまったのは、高額な自治会費でした。
・入会金 5000円
・月々 1000円
そもそも入会金ってなんだろう。。
自治会費の使い道も知らせてくれないので、かなり不透明なのです。
しかも過疎化が影響しているせいか自治会費が、月2000円 になるという噂も聞こえてきてる現状です。
あと、1、2ヶ月に1回ある水路の掃除は欠席するとワンコイン(500円)を徴収されるという 罰ゲームのような制度も。
私の就いている仕事が土日祝関係ないお仕事なのでシフトによっては、お掃除に出席できないわけです。。
今の時代にはそぐわない制度ばかりで、これじゃあ移住してきた人たちけっこう厳しいだろうなと感じています。なんとか変えれれば良いのですが。
フォローしておきますが、近所のおじいちゃん、おばあちゃんは本当に良い方ばかりで優しいですよ。
【3】完全なるプライベートは無いに等しい。
引っ越してきた当初、かなり衝撃的だったのは「完全」なプライベートなどもはや存在しないということです。
そう覚悟したのは、大家さんと自治会長宅へ引越しのご挨拶に伺ったときのこと。
開口一番「○○で働いとるんやろ??」と言われ、あわあわなってしまいました。
就業先は誰にも言っていないはずなのに、なぜ知っているのだろう…と。涙
自治会長という立場上、かなりのネットワークの持ち主なんだろうと想像しますが、誰にも言ってないことを初対面の人が知っているという衝撃は、引越してきたばかりの私にとってかなりの警戒心が生まれてしまい「あまり自分のプライベートは口外しないようにしよう」とちょっと閉ざし気味になってしまいました。
実はこういったことは多々あると、田舎育ちの母から移住前に聞いていたので、覚悟はできてはいたのですが、自分のプライベートをある程度守りたい方にとっては、窮屈に感じてしまうのではないかなと思います。
最後に。
いろいろ書きましたが、上記のことを踏まえて田舎への移住を決断すれば文化や生活の違いに苦しむことはないのではないかなぁと思います。
文化的なことに関しては、やはりその土地には前から住んでいる人たちが居て、その人たちが創り上げてきたものがあるわけですのでいろいろなギャップは生じるわけです。
これから田舎暮らしを考えている方々の参考になって頂けたら…と願いつつ終わりにしたいと思います。